昔、新卒採用面接に同席した際、こんなことを聞かれた。
「営業職の”面白い”部分って何ですか?」
私は現在営業職をメインに行っているわけではないし、昔もいわゆる「営業」をしているつもりはあまり無かった。よく人から質問された際に、あまり考えずに返答をすることが結構あるが、そのときは確かこんな風に答えたと思う。
「私はもともとクリエイティブな仕事がしたくて、環に入社しました。現在営業職を経験させてもらって感じることは、制作部門だけがクリエイティブな仕事をしているわけではないということです。もちろんモノ作りはクリエイティブな活動ですが、営業も、”コミュニケーション”を新たに”創る”という意味では、クリエイティブ職だと思っています。そんな風に考えて仕事ができることが今一番楽しいです。」
長くなったが、要は、「コミュニケーション」は勝手に外側で築き上げられるものではなく、能動的に創造していくものだと私は感じているのだろう。面接時は、なんとなく思いつきで話していた感が強いが、今にして思えば、自分の仕事に対するスタンスの根底にはこんなものがあるのだなぁ、と改めて気付いた瞬間だった。
顧客、制作担当者、代理店関係者、上司、同僚、後輩との「コミュニケーション」。”伝える力”はもちろん必要だが、”理解する姿勢”が最も大切なことだと思っている。
その上でのスキルやテクニックなのだろう。
たくさんの人との関係性の中で、「楽しく」「誇れる」仕事がしたい。
コメント