制作のdaveです。夜風が気持ちい季節ですね。
先日あるセミナーの「Googleが取り組むアクセシビリティ」というコンファレンスがありました。
健常者には中々気づかないところですが、積極的にアクセシビリティに取り組んでいるGoogle技術者の話に感銘を受けました。
たとえばG-mail等のアカウントを取得する場合、「認証」があります。現在は、アルファベットなどが画像で提示され、それを目視して入力するように
なっています。(例:https://www.google.com/accounts/NewAccount?service=mail&t=
49a6ceb5-482aded4-0c2d06e656092011865e&continue=http%3A%2F%2Fmail.google.com
%2Fmail%2Fe-11-105dc8d837268f18a2d5ef1ee53cbd31-207768a0d8d6adf43f70d6a34ead71ba09a96715&
type=2)
通常画像にはAltタグなどをつけますがそうすると人間だけでなく、自動巡回して認証を取得するシステムにも読まれてしまいます。それを避けるために崩れた画像のアルファベットをAltタグ無しで掲載しています。
当然、音声読み上げソフトでは読み上げられませんので、視覚障害者は認証を使えません。
そこで登場したのが入力窓の隣についている車椅子マークです。
マークを押すと音声が聞こえ、そこで聞こえた数字を入力します。しかし、それさえも認識するシステムがあるそうで、対抗策として、ホワイトノイズを組み込むことになりました。
はじめは、TVなどで聞こえる「シャー」という音ですが、これは判別が難しい。
それではと、英語での数字読み上げのバックに中国語を入れたそうです。
なかなか良い結果でしたが、中国語が判る人からのクレームでボツとなったようです。
現在は、数字をパラレルで読み上げタイミングで調節しているようです(?)。
日本語のGoogleサイトでは、ブザーの後、何語かわからない言葉の間に、日本語で数字を「いち……、きゅう」の様に読み上げています。(是非トライしてください)
つくづく現代の知恵の結晶がWebサイトという感じがしました。新たなメディアは日々進化しています。私もこのような知恵あるサイト構築をしてみたいです。
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