カンブロ初登場の管理部BILLです。
最近寒いですね。衣替えは夏も冬も出遅れるので、いつも夜帰る際「何でこんな格好で来たんだろう」と思っています。
さて、色々な仕事をしていますが、今日は経理・財務について。
財務分析を色々な場面で使用します。
自社分析・競合分析・与信調査・IR活動・市場調査など用途は様々です。
数字は「定量」的なものの最たるものだと思いますが、
非常に「定性」的な要素が強いものだと感じます。
数字の捉え方は人それぞれで、
例えば同じ残高を見ても「こんなに現預金がある」「こんだけしか現預金がない」
と見る人がいますし、
「この大手企業とこんなに取引があるんだ」と思う人もいれば、
「この会社はこの大手企業に依存しすぎている」と思う人もいます。
その中で最近IT業界全般に言える傾向として私が感じるのは下記です。
・売上げは軒並み急成長
・しかし売上原価もそれ以上のレートで上昇中
・利益額は伸びても利益率が伸び悩む
・固定費率が増加傾向にある
非常に業界の特性を感じます。
IT業界は売り手が寡占により力が強く、買い手も決して弱くありません。
代替品もあふれており、新規参入障壁も低い。
その中でパイがどんどん膨れ上がっているので、皆成長しているというのが実感です。
このパイが限界に達したとき、実力を備えた企業が生き残るのでしょう。
自らの個性を持った会社は財務分析をしていても随所にその特徴が現れます。
ミクシィなんかはその最たる例ですよね。
成長する企業は買い手に対して強く、売り手に対しても強い。
それが売上総利益率の上昇につながります。
環もこの勝ち組と見られる財務諸表を作れるような「構造」に早くならないと10年後の勝利はない、
逆に言えば他者から見て「この財務諸表はうらやましい」と言われるような「見せ方」を出来る
ビジネスモデルを作らないといけないなと思う、今日この頃です。
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