もう今年も終わりですね。管理部のBILLです。
先日映画「硫黄島からの手紙」を見ました。
登場人物は様々な考え・境遇・価値観の人たちであり、
それらの人が集まって、硫黄島という戦略上重要な拠点を守るわけです。
意思統一は難しく、また陸軍・空軍の垣根や
価値観の相違もあり、全員が一致団結というわけには
いかないようです。
しかし、その中で意見が違った人たちが「目的(誰のために何を達成するか?)」に向けて、
それぞれの価値観の中でそれこそ死に物狂いで戦う姿には感動を覚えました。
企業もいろいろな価値観の人があり、皆が同じ価値観で動くことなど
あろうはずもないですが、「目的」は一つであり、その共有が
どのような職種・部署でも必要なんだなと感じました。
「本土への攻撃を1日でも遅らせ、家族を含めた日本国民を守る」というのが目的で、
そのためには「一人十殺」「万歳突撃禁止」「海岸戦線放棄」という様々なルールが
生み出されています。
もう一つ映画を見ていて、改めて重要だと感じたのは、
私の座右の銘でもある「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」です。
栗林中将は米国の実態を良く知り、自国の戦況や戦力を良く知っていたからこそ、
あそこまで戦えたのでしょう。
企業も同様に、自らの長所・短所、競合の見極め、市場の動向という3Cの考えが重要です。
硫黄島で日本が敗れたのは「兵站」の問題が大きかったようです。
管理部門は自社の状態を明らかにし、競合の分析を行うことが非常に重要です。
また戦争論でも「戦略」「戦術」と並んで重要視されている「兵站」を担う部署として
業績に貢献する重要な部署だということを認識します。
それでは、皆様、良いお年を!
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