環では、「品質管理」という観点で納品前にソースコードの文法チェックやアクセシビリティチェックが義務付けられています。
これらはもちろん、納品物を保証するための大切なチェック事項ですが、主に実作業者の領域ですので今回は
サイト制作に関わるすべてのスタッフに関与する「品質管理とは何か」について記します。
長年サイト制作(webデザイナー、ディレクター)に従事してきた私の実体験としては、以下二点が一番重要です。
■顧客のご要望を”もれなく”聞き、”最適な”ご提案が出来ているか
今回の納品物に関して、納期、ご予算、ゴール(サイト制作の目的)に関して顧客とコミットできているか。
(1)
顧客のご要望は(順当な方法では)決められたご予算、納期では実現できない場合が多々あります。
※工期とお金のかかるシステムをわざわざ構築する必要はないケースは、存外多いと思います。
(レアケースの業務フロー分は運用(人手)で行ったほうが良いなど。
また、顧客スタッフやエンドユーザに浸透せず結局使われないシステムを構築するほど無駄なことはありません。)
そのためには、「なにが実現できれば良いのか」を唯一明らかにすることができる、顧客のご要望の本質を聞く”素直な耳”を持つこと。
(2)
代替案を提案できる引き出しを持つこと。
システムエンジニアの専門領域でない部分でも、代替案としてご提案できることは沢山あるはずです。
納期、ご予算、ゴール(サイト制作の目的)の全てを満たす代替案を、積極的に提案できるようになること。
さらに言えば
■顧客のご商売の助けになっているか
サイト制作の目的として定めた結果が出せるウェブサイトを納品できたかどうか。
以上ですが、何年経っても、また、自分で書いていても、身につまされます。
がんばりましょうね(>_<)
コメント