ぴょん吉です。
相変わらず、Xmingを使っています。
さて、Xmingを使ったXサーバでは、そのままの状態で日本語入力が行えません。
試しに[半角/全角]キーを押してみてください。きっとIMが起動しないことでしょう・・・
調べてみればいろいろと出てくるかと思います。
試行錯誤しましたが、個人的に今まで使ってみてヨサゲなのはこんな方法です。
ちなみに私の使っている環境はCentOS5.1です。CentOSの場合、IMとしてSCIMを使いますのでそれに倣った状態にします。
まず、ホームディレクトリ上に、xming-init.shのようなファイルを作り、以下の内容を書き込んでおきます。
#!/bin/bash
export GTK_IM_MODULE="scim"
gnome-terminal
この状態で、xmingのランチャーショートカットの内容を以下のようにしておきます。
<?xml version="1.0"?>
<XLaunch xmlns="http://www.straightrunning.com/XmingNotes"xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://www.straightrunning.com/XmingNotes XLaunch.xsd"
WindowMode="MultiWindow" ClientMode="StartProgram"
Program="$HOME/xming-init.sh"
ClientStart="PuTTY"
PW="password"
RemoteHost="192.168.XXX.XXX"
RemoteUser="username"
Display="0"
Clipboard="true"/>
PW属性、RemoteUser属性、RemoteHost属性、Display属性の部分は適当に書き換えてください。
この設定だと、Program属性で指定されている"$HOME/xming-init.sh"、つまり先ほど作成したShellスクリプトが起動されます。
上記のShellスクリプトの例だと、gnome-terminalが起動しますが、この状態で[半角/全角]キーを押すと、見事にIM(今回の場合だとSCIM)が起動します。当然、terminalにも日本語がかけます。また、このterminalから別terminalを起動したり、ブラウザを起動してもIMが使える状態になりますので、とっても便利な環境になります。
ちなみに、これだけだと、KDE系のアプリだと日本語入力が行えません。
KDE系のアプリも使うのであれば、
export QT_IM_MODULE="scim"
の1行を追記しておけば、IMを利用できるようになります。